こんにちは~!!建築現場監督のトトコラです!
秋ももう終わりに近づいてきましたねぇ。
気温も下がり外に出るのも嫌~みたいな日が、そろそろやってきます。
私の現在請け負っているアパートも12月完成予定なのであと少しです。
それはさておき、今年は特にコロナ禍の影響もあって、
自宅で色々作ったりする方も増えたと聞いております。
そこで、今回は『DIYはじめました!』っていう初心者の方に特に見てもらいたい!
壁に棚をつけたり、何かぶら下げたりするためのレールを壁につけたり
『その壁本当に大丈夫ですか?』
『えっ?』って思った方、是非最後まで見ていって下さい。
それでは!レッツゴー!!
あなたのお家は、戸建て?マンション?・・・賃貸!?
基本中の基本ですが、『賃貸で壁に穴とかあけない方が良いです。』
ご存知とは思いますが、
賃貸で壁や天井、床に穴をあけたりすると、
いざその賃貸から出る際に補修修繕費などを別途に取られる場合が多々あります。
なので、もし壁に棚などを付けたい場合は、既製品の棚を買って来て置くか、
どうしてもオリジナリティが出したい!
DIYで作りたいという方は、
『ディアウォール』をおすすめします。
『ディアウォール』に関してはまた別の記事を用意致しますね。(作成するのでまっててね)
では、持ち家の方に質問です。
『あなたのお家は何造ですか?』
木造、鉄筋コンクリート造の大きく分けるとこのどちらかだど思います。
なんでそんな事聞くの?と思った方へ
それは壁の石膏(せっこう)ボードの貼り方の違いがあるからです。
石膏ボード
内部の天井や壁って基本的にはこの石膏ボードで覆われているんです。
クロスの貼ってある所は基本的に下地としてこの石膏ボードの場合がほとんどです。
例外として、クロス下地が合板やベニアの場合もありますので覚えておいて下さい。
そうそして今回重要なのが
この石膏ボードを理解しているかどうかなのです。
石膏ボードとは?
石膏を主成分とした素材を板状に加工したものを、特殊な紙で覆ったもので、断熱、遮音性が高く、用途に合わせた種類も豊富な内装材です。
↓石膏ボードが出来るまでの動画
私も初めて見たときはへぇってなりました。
石膏ボードの種類
種類
種類はメーカーによって数十種類あります。
今回はあくまで既に貼ってある石膏ボードがメインなので割愛させて頂きます(ーー;)
機会があれば別ブログでご紹介致します。
厚み
こちらも施工する場所や設計士によっても変わってくるのですが、
通常の戸建の壁のは12.5mmのボードを使うことが多いです。
建売の場合は9.5mmの所なんかもあったり
消防法上の特別な界壁の場所などは15mmを2重貼りや強化石膏ボードを使ったり色々です。
天井も12.5mmを使ったり9.5mm使ったりと様々です。
施工方法
木造住宅:柱、間柱へビスによる固定。

凄くザックリですがCADで書くとこうなります。
四角105mmの×入っているのが柱で、45mmのが間柱になります。
そこに12.5mmのボードを貼っている図です。
石膏ボードの基本サイズが910×1820なので、この場合柱の半分の所にビスで止めてます。
真ん中の45mmの間柱にもビスで止まってます。
軽量鉄骨下地:軽量鉄骨へビスで固定。
上の木が軽量鉄骨になるだけなので基本は一緒です。
GL工法:コンクリート壁へGLボンドでの直貼り。

内装によって色々な種類があるんです。
ご自宅がどの方法かを確認する必要がありますね。
石膏ボードに棚の固定は出来るの?
石膏ボードは壁としては優秀なのですが、
ビスや釘はききません!
ここまで引っ張っといてそれかよ・・・(´・ω・`)
と思う方もいると思いますが、これは仕方のないことです。
ちなみに『ききません』とは、刺さるが締め付けて固定しようとするとビスが空回りして固定できないという意味です。
石膏ボードの原料が粉なのでビスを刺すと粉になっちゃうイメージです。
じゃーどうすればいいの?って方の為に
①下地を狙う!
下地とは柱や間柱、軽量鉄骨の事です。
クロスとか貼られててどこに下地がいるかなんてわからない!
まぁそうですよね(;´Д`)
そんな時便利なのが下地探し!
これ私も愛用しております。
先端を壁面に押し当てると中から針が出てきます。
針が下地に当たれば途中で止まり、最後まで押しきれれば下地が無いというのを調べられます。
針なので壁に刺しても1mmもない穴しか残りません。
なので家の角から455mm間隔でだいたい下地がいると思いますので、そこをめがけてやってみてください。
軽量鉄骨下地の場合は先端が磁石になっているので、磁石が若干反応もしたりします。
②プラグアンカー
こんなのホームセンターとかで見たことないですか?
これは自分の好きな所に下穴をあけ、このプラグを刺します。
その後ビスを締める事によってこのプラグが開き、ボートに突き刺さり固定されるというものです。
これの注意点は
1.穴が大きくなる
2.壁の厚み(ボードの厚み)により種類が違う。
3.プラグによって使用するビスの長さが違う。
4.下穴のサイズもしっかり説明書記載の口径で開けないと意味がなくなる。
5.締めすぎるとアンカー事回る
っと慣れるまで色々と面倒なやつです。
上の画像のもののほかにも
こういったタイプのものあります。
例によって画像クリックで買えますw
一つ注意ですが、天井にはおすすめしません!!!
重いもの付けると多分落ちます!←経験上
ロールスクリーンとか引っ張るものは特にNG!
③ボードを一部開口して下地を入れる。
これもたまにやります。
クロスの補修とか大変ですが。。。
まとめ
石膏ボードにはビスはききません!
これは覆りません。
相手は粉ですからw
ちゃんと下地のいる箇所へ取付けるか、アンカーを使用して
安全なDIYライフをお送りください!
ではまた!!
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